資本主義を生き抜くのに重要な金融リテラシー教育が海外、特にアメリカで盛んです。日本では、小学校に英語やプログラミングが導入される中、金融リテラシーについては学校でほぼ学ぶ機会がありません。
夢のような高金利時代は過去となり、銀行預金以外の資産運用や投資方法を学ぶ重要性は高まるばかり。しかし、日本でお金を語ることはタブー視されがちで投資マインドが育ちにくい環境です。
一方、アメリカでは国内政策として幼少期からの金融教育が推進されており、株式など運用投資はプラスイメージに捉えられています。
資産の3分の1は株式所有されており、資産運用投資は身近なものです。
着実にコツコツと安定配当を出しているアメリカ企業の中で「永久に持っておきたい株」についてのオックスフォードの無料インカムレターも興味深いです。
モノポリーなどのゲームを使った、幼少期からの金融教育も盛んですよね。
【関連記事】モノポリーのルール理解は、将来子供の資産運用ノウハウとなる
グローバル環境を生き抜く子供を育てるために必須の資産運用教育の必要性とアメリカの金融教育の事例について見てみましょう。
【参考】
私は、アクティブ投資信託「ひふみ投信」のジュニア口座「ひふみ」を子供名義で契約し、3年間で86万円ほど積み立て投資していました。
現在はかなりプラスの成績で利益確定しましたが、幾ら儲かったか、興味ある方はこちらの記事をご参考に。これからは子供名義でも資産運用が必要な時代ですよ。
子供の前に自分自身で投資の勉強をしなきゃ・・という方はネオモバがおすすめです。
Tポイントだけで株が買えますね。
このように、初心者向けには元手なし(ゼロ円)からできるポイント投資や、その他1万円程度から投資できるソーシャルレンディングやクラウドファンディング投資がオススメでこの記事でまとめています↓
元手なしでもOK!投資初心者は何から始めるべき?おすすめは少額からほったらかし資産運用!
このような様々なSBIグループのサービスを【SBI経済圏】としてまとめた記事もありますので、ご興味ある方はぜひご一読ください!
Contents
子供のころから資産運用教育!
アメリカの資産構成は約35%が株式
比べて日本は約11%
投資の神様と言われるウォーレンバフェットが11歳で初めて株を購入した有名なエピソードが象徴するように、アメリカでは幼稚園から高校まで金融教育がさかんです。
2018年の日本銀行調査統計局の「家計の金融資産構成調査」によると、株式投資が家計に占める割合はアメリカが36.2%に対し日本は10.9%です。
一方、現金・預金となると、日本では51.5%に対し、アメリカは13.1%です。根本的に日本とアメリカでは資産形成方法が違うことがわかります。
出典:日本銀行資料 資金循環の日米欧比較
そのメリット
働き方やお金の増やし方に多様性をもてるようになる
将来のリスクマネジメントもできようになるかも!?
資産運用や株式投資について子供の頃から学ぶメリットとは何でしょうか?
投資マインドが身につく
自分の体を使って働く以外にもお金を得る方法があることを学べます。
企業勤めだけではないお金の増やし方を知ることは多様な働き方の選択につながりますし、病気や老後に自分で働けなくなった時にお金を得られる手段を持っていることは大きなメリットです。
子供でもYoutuberで稼いだり、と中学生でプログラミングで企業法人から受注したりと、日本でも少しずつ例は出てきたりはありますが、まだまだアメリカに比べると、月とすっぽんと言わざるをえません。
下の子供は活発的でやりたい事も色々あるそう。小学生ながら既にユーチューバーデビュー。プログラミングと英語に興味を持ち、JACKの経営者マインドや投資家としてのマインドも少しずつ教えてる。中学生になればブログ書かせてアフィリエイトも教える予定。その為の地ならしをいまやってる。
— JACK@投資家オンラインサロン主宰 (@jackinvest8) June 13, 2018
経済やお金について考える癖がつく
子供時代に培ったお金の使い方の癖は成長しても変わらないと言われています。
幼少期から資産運用をすることで、なぜこうなったのか?と自然と経済の仕組みに興味を持ち、考える癖がつきます。
子供の玩具をイオンに見に行ったら、
定価だったアマゾンで買えば半額で
約1500円の差大人は我慢してネットで注文しろと
子供は1500円かかっても今欲しいと大人と子供のお金、時間に対する
価値観の違い商品が届くまでの時間と1500円の差を
どう考えるか?こんな事を通じた教育も必要
— Yasu@マーケターを目指す42歳 (@abebe_83) 2019年1月2日
具体的な将来設計が立てられる
自分がなりたい職業や未来の実現に向けて、必要なお金を導き出し、どうリスク分散をし収入を得ていくか具体的な計画を立てられます。
アメリカの事例
レモネード売りは仕入れから販売まで子供たちでおこなう
お金のことを考える土壌がある
アメリカ経済教育協議会(CEE)による年代や立場ごとに身につけるべき金融教育の指導書「Financial Fitness for Life」があり、家庭や学校で自然に学ぶことができます。
幼少期から稼ぐ体験
道端でレモネードを売ったり、ベビーシッターをしたり、労働の対価に自分でお小遣いを得る体験が普通の家庭で行われています。
さらに、得たお金を使うか、貯めるか、といった中でも投資マインドが培われます。
運用方法のシュミレーション授業
例えば「100万円を最適に運用するには?」といったテーマで株式や債券の投資先や組み合わせを考えてクラスや家庭でお金についてオープンに話し合う機会を持つという授業があります。
家庭科と投資の授業をどちらか選択する、というのは面白い事例ですね。
アメリカの高校の授業で面白いと感じたのは
家庭科(house work)と投資(investment)の授業が選択であるということ。
ルームメイトの高校ではそうだったらしい。彼はろくに布を縫う事も出来ないが積立投資はしてる。#アメリカ留学#留学
— SOTA TANGO (@sugarnight14) 2019年3月7日
投資マインドが身につくゲーム
「Practical Money Skills」というVisa社が提供している無料オンライン学習ページがあり、フットボールゲームやクイズなどで楽しく学べます。
また、様々な企業による株式投資シミュレーションゲームも多くあります。
出典:Money Skills YOUR MONEY, YOUR FUTURE
出典:Practical Money Skills
日本ではまずは親の世代がしっかり投資を実践して学ぶことで、それを子に実践事例として伝えていくことが必要になってきています。
義務教育の学校では金融ノウハウやスキルは教えてくれないところが大多数ですので、自分自身で実践していくしかありませんね。
実践しない者は、取り残されていく時代になって来たのではないでしょうか。
1円から貸付ファンドに投資できるFunds(ファンズ)など、固めのソーシャルレンディング投資などもありますので、記事を参考にしてみてください。
日本ではジュニアNISAで子供名義の資産運用
ジュニアNISA口座で、子供名義にて非課税で投資ができる制度があります。
とっつきにくそうに思えますが、口座開設自体はとても簡単ですので、下記の記事などを参考にしてみください。
子供の教育資金を貯めたり、投資で増やそうと思ったときにやってはいけないことがあります。記事にまとめていますので、参考まで。
教育資金を貯金だけで作っていくのもなかなか難しい時代です。
資産運用で固く増やしていきましょう。