0歳~19歳を対象にした非課税投資制度であるジュニアNISA。
ジュニアNISAを活用するには、本制度に対応した証券会社で「ジュニアNISA口座」を開設する必要があります。
ジュニアNISA口座に対応した証券会社は複数社あり、比較記事なども沢山有りますが、その中でも業界最大手で人気の高いのが「SBI証券」と「楽天証券」です。
今回の記事では、その上記2社を比較しながら、その使い分けについて解説していきます。
【総合的にみてSBI証券がおすすめ】
- IPO(新規公開株案件)の取り扱い本数が、楽天よりも多くダントツNo.1
- 使いやすいTポイントでも投資信託が購入できる
- 世の中の混乱の中、急速回復した米国株にもジュニアNISAで投資できる
(楽天証券は米国株のジュニアNISAでの直接買い付けはできない) - SBI証券口座は開設数も非常に伸びており(楽天証券より100万数以上の口座開設数の差がある状態)、結論、SBI証券の方が世の中では選ばれている
- SBI証券はオトクなキャッシュバックキャンペーンなども!
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※親権者の口座開設がまず必要ですので上記から手続きくださいね!
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このようなオトクなキャンペーンを見逃さなぬように、SBI証券の口座を早めに開設して準備しておきましょう!
ジュニアNISAの銘柄は、SBI-VOO(SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド)を一択でOKです。
その理由は?>参考記事【SBI証券】初心者におすすめのつみたてNISA(積立NISA)銘柄はSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド一択!
このような様々なSBIグループのサービスを【SBI経済圏】としてまとめた記事もありますので、ご興味ある方はぜひご一読ください!
着実にコツコツと安定配当を出しているアメリカ企業の中で「永久に持っておきたい株」についてのオックスフォードの無料インカムレターも興味深いです。
SBI証券とは?
口座開設数国内トップの大手ネット証券会社。NISAとiDeCoにも対応しており、NISA口座の開設数も一番多い
SBI証券とは、ジュニアNISA口座にも対応している大手ネット証券会社です。
SBI証券には、以下のような特徴があります。
- ネット証券口座の開設数が日本トップ
- NISA口座の開設数が一番多い
- NISA口座での国内株式取引手数料が無料
- 取引手数料が安い
NISAやiDeCoなどの税制優遇制度に対応していることから、様々な層のユーザーに利用されています。
参考:SBI証券
取り扱っている金融商品が豊富
SBI証券は取り扱っている金融商品も多く、国内株式・海外株式・投資信託・FX・IPO・債権・iDeCo・eワラントの他に金やプラチナなどの取引も可能です。
金投資は楽天証券やマネックス証券でも可能ですが、これらの証券会社が「売買代金×2.5%」の買付手数料であるのに対し、SBI証券は「売買代金×2.0%」と、手数料も安くなっています。
最初に値が高騰することが多いため人気の『IPO(新規公開株)』の取扱本数も業界トップ水準です。
IPOは年々取引本数が増えています!
IPOとは未上場企業が東証等の市場に新たに株式を供給(上場)することをいいます。
IPOの特徴は、これからの成長が期待されるIPO銘柄は、大きく値上がりがしやすいです。また近年は、新たに上場する銘柄も増え、IPO市場は活況をみせています。
IPO最大のメリットは、成長性の見込まれる企業の株式を上場段階で購入でき、将来的な値上がり益を期待できる点です。
日本のIPO新規上場株にも、米国の株やETFにも投資できる、という様々な選択肢を取れる点がSBI証券のメリットです。(楽天ではできないこともSBIなら可能という点が多い)
昨年ジュニアNISAに満載したVTが分配金を吐き出し始めた。NISAの非課税メリットをヒシヒシと感じる。速やかに外貨建MMFへ移行させる。SBI証券にあるブラックロックのMMFが年利2.1%超。よきよき。無理に債券ETFじゃなくてもいいなって思っちゃう。
— HIRA (@Open_JP) 2019年1月12日
サービスと商品が多彩なため、初心者は迷いやすい
SBI証券に目立ったデメリットはありません。
国内最大手の証券会社出あるのに手数料が安く、取り扱い商品数やサービスも充実しているからです。
その中であえてデメリットを挙げるとしたら、メリットの裏返しですが、サービスと取り扱い商品の多彩であることの裏返しとして、初心者には少し使いづらい可能性があるという点です。
商品数が多いため、最初は何を買えばいいのか選択に迷ってしまったり、四季報のツールも高機能がゆえに分かりにくい点もあったりします。
初心者はある程度使いこなすまでに時間がかかる可能性があります。
ただし、それほど難しいことは有りません。
買付も最初の一回だけ設定すれば、あとは口座ログインも一回もせずにほったらかし運用、という方も多いです(私もそうです)
日々忙しい方も多いので、子供の口座の管理までなかなか手が回らないという方は自動で買い付け設定(設定も超カンタン)してしまえばよいですね。
SBIが手掛けてるETF買付の自動化サービス、お手軽すぎて本当に有り難い。年末に設定してから、一度も証券口座にログインすることなく今年のジュニアNISA投資はおしまい😌
— ようまる (@yomaru_son) 2019年2月13日
楽天証券とは?
国内株式の取扱商品がとにかく豊富!取引で楽天ポイントも付与される!
楽天証券とは、楽天グループのネット証券会社で、SBI証券と同様にジュニアNISAにも対応しています。楽天証券には、以下のような特徴があります。
- 取引を行うことにより楽天ポイントが貯まる
- 楽天ポイントを取引に利用できる
- NISA口座での国内株式取引手数料が無料
- アプリで売買可能
楽天会員なら素早く証券口座を開設することができますよ!
参考:楽天証券
楽天証券のデメリットは?
外国株式の取扱がなく、国内株式オンリー!IPOもない
「18歳未満で引き出したり、解約したりすると課税対象になる」「元本保証ではない」などは、ほかの証券会社にも共通するジュニアNISAのデメリットです。
楽天証券に関していえば、外国株式の取り扱いがありません。「外国株式を購入したい人」には、向いていないといえます。
また、IPO(新規公開株式)は対象外になります。IPOとは、Initial Public Offeringの略で、最初に公開される売り物という意味。新規に上場した企業の株になるので魅力的な場合もありますが、楽天証券のジュニアNISAでは購入することができません。
出典:楽天証券 ジュニアNISA お子様、お孫様の将来の資金作りのために
使い分けはどうする?
外国株式と夜間取引ならSBI証券
国内株式を中心に攻めたいなら楽天証券
ネット証券のNo.1とNo.2である両社ですが、実際にどんな違いがあって、どのように使い分けるべきなのか気になりますよね。
それにジュニアNISAでは、一度証券会社を決めてしまったら変更するためには、既存の口座を廃止せねばならず、手続きがかなり面倒です。
ですので、扱う証券会社は慎重に決めていきたいところです。
ということで、慎重に証券会社を選んでいくためにも、両社を比較しながら使い分けを考えていきましょう!
ちなみに、今回の比較はジュニアNISAで活用することを前提としています。
SBI証券 | 楽天証券 | ||
国内株式 | 手数料 | 無料 | 無料 |
IPO取り扱い | 〇 | ||
投資信託 | 夜間取引 | 〇 | |
取り扱い本数 | 2590本 | 2587本 | |
ノーロード | 1275本 | 1272本 | |
外国株式 | – | 〇 | |
ポイント制度 | – | SBIポイント | 楽天ポイント |
参考:SBI証券圧倒的な商品ラインナップ!他社との差をご覧ください
両社とも国内株式の手数料が無料で、投資信託の取扱本数もほとんど大差がありません。
そこで注目していただきたいポイントは、以下の3つです。
- 夜間取引の有無
- 外国株式の取り扱い
- ポイント制度の違い
楽天証券とSBI証券は株の売買手数料の値下げ合戦をしている。
— 証券会社口コミ情報-ベルーガアジア日記 (@shyoukenink335) 2019年2月23日
夜間取引をしたい場合は、SBI証券一択
SBI証券は、PTS取引をすることができるので、夜間取引をしたい方はより長い時間取引できるSBI証券一択です。
- SBI証券のお取引時間
昼→8:20~16:00
夜→16:30~23:59 - 楽天証券のお取引時間
昼→9:00~15:00
夜→17:00~23:59
上記の通り、仕事終わりの時間帯での取引も可能なので、昼間に取引できない人はSBI証券を選びましょう!
参考:SBI証券 サービスの特徴
SBI証券は国内株式の夜間取引に対応している!
※2020年8月現在、楽天証券も対応しましたが、若干対応時間が短い形です
外国株式の取引をしたい場合は、SBI証券一択
楽天証券は国内株式の取扱いオンリー、海外株式ならSBI証券!
ジュニアNISAで外国株式を取り扱えるのは、SBI証券のみです。
アメリカをはじめとした9ヵ国の株式が取り扱えるので、GoogleやAmazonなどの、世界を代表する企業の株を扱いたい人は、SBI証券を選択しましょう!
ジュニアNISAで外国株式も選べるのはSBI証券のみ!
ポイント制度で使い分ける
SBIポイントは還元率が若干下がるが現金へ換金できる。
楽天ポイントは還元率そのままに投資信託や買い物へ利用できる。
上記の表にも書きましたが、SBI証券と楽天証券では、もらえるポイントが異なります。
- SBI証券→SBIポイント
- 楽天証券→楽天ポイント
それぞれのポイントの特徴を表でまとめました。
SBIポイント | 楽天ポイント | |
---|---|---|
ポイント付与率 | 0.10% | 0.048% |
使い道 | nanaco、Tポイント、現金 | 投資信託、買い物 |
現金の還元率 | 1P=0.85円 | なし |
SBIポイントは、現金へ換金できるのが最大の特徴ですが、その換金率は0.85円とそこまでよく高くありません。
それに対して楽天ポイントは、取引で得た楽天ポイントをそのまま投資信託や楽天市場での買い物に使えるので、嬉しいですね!
これは好みにもよりますが、自分に合ったポイントの使い道を考えて、証券会社を決めるのもいいかもしれません。
つみたてNISA、SBI証券で始めたけど楽天証券に移行しようかと悩み中。。楽天ポイントの貯まり具合がハンパなくて、バカにならない。
— えまっち@不動産投資 (@k_EmmaEmma) 2019年2月23日
子供と一緒に楽しく投資を学んでいきましょう!