多少の運を加味しつつ、頭脳勝負で優位な位置を築いていく「モノポリー」。大人から子供まで幅広く楽しめるゲームとして、世界中でプレイされています。
日本でも親しみのあるモノポリーですが、「将来子供の資産運用ノウハウとなる」ことをご存知でしたか?実は、子供のお金に対する教育に最適なゲームなのです。
「え、ただの遊びでしょ?」と思われるかもしれませんが、視点を変えて見てみると納得していただけるはずです。一体どういうことなのか、説明していきたいと思います。
子供と2時間以上モノポリーやってました。
小さいときから楽しみながら投資に触れておくのは良いことだと思う。
自然と暗算も使うし、算数にも強くなる。親子で資産運用できたら楽しいやろうな。 pic.twitter.com/o3xUSxAt1C
— せみけん (@investinstockss) October 27, 2018
【モノポリー】
スゴロク形式で不動産取引をして他の人からレンタル料などをもらい資産を増やすのが目的のゲームです
私たちSTIはこのような投資の勉強に繋がるボードゲームを複数用意しております!
興味がある方は是非!お越しください!#ボードゲーム会 #金融教育 #STI pic.twitter.com/5k8iBPjodk
— STI マネー&ボードゲーム会 (@moneyboardgame) 2019年3月10日
Switch版もありますが、おすすめはボードゲーム版ですね!
ちゃんとお札を実際の手でやり取りすることで、お金の出入りがリアルに感覚として掴めます。
ICカードや今後のキャッシュレス時代を生きていく子供達は、どんどんリアルにお金を触らない世代になっていく事が想定されます。
ゲームでもきっちり「支払う」「受け取る」「ルールを守る」ことの大切さを身をもって実感してもらうことがポイントです。
【参考】
こちらは、ゲームではなくリアル世界での資産運用のお話ですが、我が家では、アクティブ投信の「ひふみ」のジュニア口座「くるみ」で子供名義で80万円ほど3年間運用しています。
結果をまとめた記事はこちら。
結論、だいぶ利益が出ましたよ。↓
【投資信託】3年運用したひふみ投信(ジュニア口座「くるみ」)を利確。最終利回りはどうなったか?
Contents
モノポリーのルールを学ばせよう
自分の資産を増やして守りながら、先に相手を破産させるゲーム
日本モノポリー協会によると、モノポリーの目的は「巧みな交渉と機転の効いた判断と少々
の運を駆使して、資産を増やし、他のプレーヤーをすべて破産に追い込むこと、また、自分が他のプレイヤーより先に破産しないよう努めること」とされています。
小さい子供に理解してもらうには少しむずかしいように聞こえますが、双六のようにサイコロを振って進行してい、ゴールはなく相手が破産するまで続きます。
(この”ゴールが無い”のがポイントのひとつです。まさに勝つか負けるか、終わりの見えない人生で起こる数々の勝負のようですよね。)
またルールに関しても、バンカーと呼ばれる銀行役が居たり、土地の売買が行われたりと現実味を帯びた内容となっており、刑務所まで存在します。
まずはこれらのルールを一通り学ばせるだけでも、子供にとってはかなりの社会勉強になるのではないでしょうか。
出典:日本モノポリー協会 モノポリーの目的について
日本の義務教育では資産とか債務の概念にあえて触れないようにしている。金を稼ぐ人が悪人のような概念を教育とマスコミとで植え付けている。米国ではボードゲームの「モノポリー」で経済的な概念を学ばせるだろうし、ポーカーなどの賭け事で元手とリスクを学ばせている。日本人はマクロ経済に疎すぎ。
— てっこ(原材料の一部に野菜を含む) (@tekko_mamerui) 2019年3月5日
ポイントは?
お金の使い方、一時の損で感情的にならない、正しい金銭感覚など資産運用に必要なスキルを身につける
さて、目的はもちろん子供にお金の流れや使い方を学んでもらうことなのですが、ただ遊ばせるでは不十分です。
なぜなら、子供には正解がわからないので、それだけではお金の正しい知識が身に付きません。そのため、保護者がポイントを押さえて観察して、間違いを教えてあげることが重要です。
ここでいうポイントとは、お金の使い方が荒くないか、欲しいもの(大きい物件)のために「我慢」ができるか、「損をしても感情的にならないか」などです。
はじめのうちは、一緒にプレイをしてさりげなく教えるなど、正しい金銭感覚を身につけるためのフォローを欠かさないようにしましょう。
今日は19時からモノポリーでえぅす!モノポリーは不動産を取引することにより同一グループを揃え、家やホテルを建設することで他のプレイヤーから高額なレンタル料を徴収して自らの資産を増やしていきますさぁ今日はどの不動産を独占出来るかな?参加者お待ちしておりますhttps://t.co/rHsjKLyVa3 pic.twitter.com/3J7d78DoLH
— ゲームカフェぶんぶん【横浜関内店】@ゲムマ大阪E24 (@gamecafe_bunbun) 2018年10月30日
金融知識に自信のない親御さんは、まずはリスクがかなり少ない固めの案件(ソーシャルレンディングなど)で「自分自身が資産運用を実践」しましょう。
自分でやっていない事を教えるのは”無理”ですよね。
おすすめのソーシャルレンディングやクラウドファンディング投資を記事で紹介していますので、参考までに。↓
1円から投資できるFunds(ファンズ)などのサービスもあります。
資産運用のノウハウにつながる
大きい額の投資など決断すべきことがわかるようになる
モノポリーでお金の教育をすれば、正しい金銭感覚を身につけるだけでなく、「資産運用のノウハウ」にも繋げることができます。
その大きな理由としては、いざという時の判断力を高めることができるためです。
代表的な例として、サイコロを振って止まったマスの物件を購入するかどうか選べるというルールがあり、購入しなかった場合は、いちばん高い金額を提示したプレイヤーがその物件を買うことができるというオークション形式がある点です。
モノポリーではこのほかにも、プレイ中にたびたび行われる交渉に応じるのか否かなど、判断を求められるシーンが頻繁に発生します。
これらの選択により磨かれた判断力は、損切りすべきかどうか、利益は見込めるのかどうかなど、将来の資産運用においても必ず役に立つことでしょう。
その通りだと思います。
子供がいるからこそ、資産運用をしようと思います。
子供には資産ではなく、金融リテラシーを教えたい。
まずはモノポリーかな? https://t.co/ReDEr7xI03— しゃやん@社内ニート自称投資家 (@MMxD8ykMbsPyBZz) July 13, 2019
一番大切なことは、「楽しむ」ことですけどね!
資産運用は楽しい!ということが伝わればまずは良いと思います。
「お金に対するアレルギーが有る」という自覚があるのであれば、まずはモノポリーを親子でやってみることで、その負の世代から一刻も早く、親子で脱出をはかっていきましょう!
アメリカでは、子供のころから資産運用することが当たり前ですよね。
この記事も参考にしてください。
【アメリカ事例】子供の時から資産運用・投資教育をするメリット
ジュニアNISA口座で、子供名義にて非課税で投資ができる制度があります。
とっつきにくそうに思えますが、口座開設自体はとても簡単ですので、下記の記事などを参考にしてみください。
子供の教育資金を貯めたり、投資で増やそうと思ったときにやってはいけないことがあります。記事にまとめていますので、参考まで。
教育資金を貯金だけで作っていくのもなかなか難しい時代です。
資産運用で固く増やしていきましょう。