企業や個人が実現したいプロジェクトを掲げて資金を募るクラウドファンディングは、一見すると夢を叶えるための希望を感じられるような仕組みに思えますよね。
しかし近年では、「クラウドファンディングは包食だ」、と騒がれて炎上してしまうこともしばしば。
果たして真相はどうなのでしょうか?
クラウドファンディングの中に、「包食」と捉えられても仕方のないプロジェクトが存在していることは事実です。
今回の記事では、包食だと思われてしまうプロジェクトの内容や、全てのプロジェクトがそうではない理由について伝えていきたいと思います。
先に結論からいうと、
明確なリターンがない
当初の利用目的とは違うものに使われた
あたりは、クラウドファンディング乞食、とされる例が多いです。
具体例も出しながら確認していきましょう。
クラウドファンディング型の投資で、分配金リターンをしっかり安定的に取れる案件などもたくさん出てくるようになってきました。
是非、「乞食クラファン案件」にだまされることのないように知識武装していただきたいと考えています。
当ブログでは、クラウドファンディング投資に取り組んでおり、実際に儲けが出ています。
保育園や教育環境へ投資できる案件
上場企業のファンド案件への参加
などリターンが明確なもの、社会的に意義のあるものなど自分自身で参加してみて、ちゃんと実績が出ており、かつ儲けられるものを紹介しています。
老後不安が叫ばれる中、少しでも安定した投資に取り組んでいくことが大事です。
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Contents
クラウドファンディングは乞食(こじき)?
まず「乞食(こじき)」とは何でしょうか?
Wikiより
路上などで物乞いをする行為。具体的には他人の憐憫の情(れんびんのじょう)を利用して自己のために金銭や物品の施与を受けることをいう
憐憫の情(れんびんのじょう)とは、他人を憐れ(あわれ)に思う気持ちや不憫(ふびん)に思う気持ちの事です。
これを利用して、自分のためだけに金銭を獲得しようという行為が「乞食」ですね。
毎日の生活費や、自分のためだけの娯楽費を主な目的とし、ウェブサイト上やプラットフォーム上で、情報やサービスなどを一切提供することなくカンパを呼び掛けたり、プレゼントなどの提供を!
と、読者やWEBサイト訪問者・閲覧者に、お願いしたり媚びたりする行為も見かけられますね・・。
このような行為を実社会の乞食行為になぞって「ネット乞食」と読んだりします。
やはり嫌悪感を覚える方が多いですよね。
知人がネット乞食になっていた。
30代半ばで就活をするわけでも、慎ましい生活をするわけでもなく「私はもっと甘えていい」「漫画部屋のある家に引越ししたい」とか訳のわからん理由で一口10万のカンパを要求してる。そんな金をドブに捨てるようなカンパはしないけど20年後の彼女を楽しみにしています— panco (@panco19210646) February 19, 2020
ネット乞食多すぎて気持ち悪い。
自分で稼いで買えよ。それか買ってもらいたいならそれ相応のバイトをしろよ。
感謝の気持ちもないのに乞食してんじゃねーよ。恩知らずかてめぇ— 萌白mejiro@17歳の画家 (@maimaihikaru) February 19, 2020
ん、結局乞食なの?乞食じゃないの?@shupeiman#しゅうへい#ネット乞食#軽犯罪 pic.twitter.com/UMaxJzA3Tn
— 田中さんちのカレーはボルシチ@中国超人列伝 (@tanaka19951009) May 27, 2019
多くの人から賛同されるプロジェクトのために、資金を集めるクラウドファンディング。しかし、企画者の欲求の満たすためだけのプロジェクトもちらほら
まずは、なぜクラウドファンディングが乞食と騒がれているのかについて考えていきましょう。
元々、プロジェクトの目的といえば、ビジネス性やパブリック色の強いものばかりでしたよね。しかし近年では、その方向性とズレている内容のものが増えてきてしまいした。なかには、詐欺や乞食としか思えないような悪質なプロジェクトも存在します。
そのような悪質なプロジェクトが炎上し、世間に露呈してしまったことで、「クラウドファンディング=乞食」という残念なイメージが浸透してしまっていることが原因の一つと考えられます。
では次に、炎上したプロジェクトはなぜ悪質だと判断されてしまったのか、直近の例を見てみましょう。
人に金集ってじゃないと出来ないなんて趣味じゃなくない?しかもさあ、それって乞食っていうの、知ってる?クラウドファンディングなんかじゃないよ。こ・じ・き恥を知りなさい。
クラウドファンディングは、なぜ乞食と言われるのか(実例は?)
資金だけ集めてとんずら!
Makuakeでの「イビキトリーナ」クラウドファンディング事件
2019年2月、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて、イビキ防止アイテム「イビキトリーナ」の資金を募っていた企業が、商品のリターンを行わずに突然倒産してしまうという問題が発生してネットを騒がせました。
俺の金戻ってこないのかよ!#イビキトリーナ pic.twitter.com/myVmRzmvbo
集まった支援金は547万6950円。目標金額の50万円を優に超える金額を337人の支援者から集めたにも関わらず、業務上の手続きが遅れているなどの理由で利用者へのリターンを先延ばしに、結果的にリターンが行われることはなく、突然倒産を発表するという内容です。
その後に同社より、返金や謝罪の対応をしていくという発表がありましたが、これでは利用者に詐欺だと思われても仕方がありませんよね。
さらに、今回のようなケースは初めてで対応に遅れてしまったという運営元の態度が、クラウドファンディング自体に対する不信感に拍車をかけてしまいました。
makuakeでイビキトリーナ詐欺。ぜひメディアの力で拡散してほしい。金返せー。
しかしこんなグズグズな審査でマージンとってるmakuakeやばくない?実行者の実行能力をちゃんと見極めて金集めてよ…#イビキトリーナ #makuake #詐欺 #破産手続 #金返せ
出典:IT media NEWS クラウドファンディング、製品来ないまま倒産 支援金はどうなる? 運営元「Makuake」に聞いた
今回の一件以外にも、どう考えても自身でまかなえる金額を募っている、まさに乞食といわれるようなプロジェクトの炎上例もあります。
夢バトンで海外旅行?!事件
数年前の事例ですが、京都府の女子大生が世界一周旅行の費用をまかなうために資金を集めようとしました。
プロジェクト名は『夢バトン』。出資してくれた人にスケッチブックを送り、夢を書いてもらいます。そして、その続きを旅先で出会った子供たちに書いてもらうというプロジェクトでした。
しかし、出資金の用途は自身の航空代、生活費、カメラ代であり、子供たちの「こ」の字も入っていないお粗末なものだったのです。己が他人の金で旅行をしたいだけであり、計画は失敗に終わりました。
「意識高い系」女子大生がクラウドファンディングで大炎上。クラウドファンディングで資金を集めようとした女子大生が大炎上した。女子大生の企画は、支援を受け途上国の子供達の夢バトンをつなぐというもの。予算の大半が子供と関係ない費用で、旅行がしたいだけではと疑問が噴出した。なるほどなあ。
これらのような悪質な内容のプロジェクトがたびたび世間の目に触れてしまっては、クラウドファンディングの信用が失墜していくのも無理もありません。
しかし、一概にクラウドファンディングは乞食や詐欺であると決めつけてしまってよいのでしょうか。ここからは、必ずしもそうではない理由について語っていきます。
MACを買うためにPolcaで資金集めをしたが、違うパソコンを買った
女子大生がMACを買うためにPolcaで資金調達をしたが、違う機種を買ったことで炎上したという事例もありました。
Macポルカのつねこ氏。その後が気になって見てみたら凄いことになっていたお…(´⊙ω⊙`:)
『polca=乞食行為』
と認識していた僕からすると別に他のパソコンを買うのは別にいいんじゃないかな〜と思った(´⊙ω⊙`)そもそも集まった2万ちょいじゃMac買えないと思うし… pic.twitter.com/y7ofVeSzFT
— 元情報商材屋 (@shozaiya) March 8, 2019
つねこ、Macを買うと言って集めたお金でSurfaceを買ったことについて説明する事なく「ご心配おかけして」と謎のコメント。
誰がご心配したのだろうか。
支援した方々に「返金した方がいいですか?」とまず聞いてみるのが筋かと。
界隈の思考回路こんなもんよね。#polca pic.twitter.com/Jlkkkf5xri
— JKD (@Kitty_01040120) March 8, 2019
これも冒頭に述べた「意図したものとは、異なる用途に使われた」として炎上した形ですね。
まあ、どちらでも変わらない気もしますが。
パソコン代が知らない人からもらえるなんて、いい時代になったもんだ…笑
— ギャンブル社長@賢瓦リリース! (@gamble_syatyo) March 8, 2019
まあ、確かに「いい時代」なのかもしれません(笑)。
全てのクラウドファンディングが乞食、という訳ではない
小学生が犬猫の保護施設を運営するクラウドファンディングプロジェクトもある!
ここまで乞食や詐欺のような悪質なプロジェクトについて伝えてきましたが、もちろんクラウドファンディングには、まともな内容で、ときには人々に感動をさせるようなプロジェクトもたくさんあります。
犬や猫の殺処分の多さに驚いた小学生がクラウドファンディングで資金を募り、一時保護施設を運営。
小学生がクラウドファンディング資金集めて捨て猫になる猫を大切に育てて里親探して、山口県の猫の殺処分をかなり減らすことに貢献してるって
ほんまに小学生かぁ?ってなった(笑)
すげーなぁ
小学生が、地元の公園にある寝台列車修繕費用のためクラファン立ち上げ
これもステキな話ですね。
よく遊んでいる公園のボロボロになっている寝台列車を残したい、という小さな思いから大きな支援の輪が広がりました。
小学生ですが手伝えますか ぼろぼろブルトレの救世主にhttps://t.co/vrBUCMUNHl
福岡市の貝塚公園にある寝台客車「ナハネフ22 1007」の修繕費を集めようと、地元の小学生と東京の会社員が、クラウドファンディングを立ち上げました。支援の輪が広がりつつあります。 pic.twitter.com/oUeOkkPWfw
— 朝日新聞デジタル編集部 (@asahicom) November 19, 2019
アニメ映画の製作も
アニメ映画「この世界の片隅に」は資金をクラウドファンディングで募り、制作されました。人々を感動させ、アニメーション映画祭などで大賞を受賞しましたね。
マツコ&有吉 かりそめ天国
クラウドファンディングの話題で、映画「この世界の片隅に」が紹介される(´・∀・`)#この世界の片隅に#いくつもの片隅に #片渕須直#のん#のんです#かりそめ天国 pic.twitter.com/yFkf3GlSf4
あくまでも、目についてしまったものがたまたま悪質だったというだけで、クラウドファンディングサイトやニュースに目を通せば、思わず支援したくなるようなプロジェクトが見つかるはずです。
しかし、悪質なものほど目立ってしまい、人が集まってしまう、という案件も多すぎる印象……。
また、クラウドファンディングの仕組みは世間にあまり認知されていないのが現状で、正直よくわからないといった声もちらほら。
これつまりどういう事なのか全くわからない
“VTuber”史上最大規模のライブイベント開催を目指すクラウドファンディングを開始─最終目標は「武道館」! https://t.co/jY0n8oMEj7 #ハッカドール
運営元などがクラウドファンディングに関する知識を発信し、世間の理解度が変われば、もしかすると現在のイメージも改善できるかもしれませんね。
ほかにもこんなクラウドファンディングも!
ふるさと納税でのクラウドファンディング
ロマンスカーを遺そう!というプロジェクトや、子供宅食のプロジェクトなどがあります。
このような社会的に意義のあるプロジェクトに参加したいですよね!
自治体と民間業者が連携した社会貢献につながるプロジェクトです。
不動産投資クラウドファンディング
空き家再生クラウドファンディング
空き家再生のクラファン投資である、Fantas Funding(ファンタスファンディング)が面白いです。
全国の空き家を、運営会社が投資家からのクラファン募集であつめた投資金で仕入れてリノベして、売却して得た利益を投資家に分配する、というオススメ案件です!
今後も、色々なクラウドファンディング案件が出てくると思いますが、透明性をもった案件に参加するように心がけましょう。
ファンタスファンディングで中古不動産や空き家再生など意義のある案件を探してみる
ESG投資観点(子供達への教育)でのクラウドファンディング
不動産クラファンのクリアルでは、保育園や学校などへのクラファン案件が多数あります。
リターンについても、分配金という形に加えて、毎月の子供たちの様子をレポートで送ってくれる、など「教育への投資」を実感することができます。
ネット乞食たちに施しを投げるよりは、こういった日本の未来を支える子供達の教育環境へ投資したいですね。
クリアルで子供達の未来へ投資できるクラファン案件を探してみる
ほかにも、さまざまな投資型のクラウドファンディング案件について調査した記事もありますので、ご興味ありましたらこちらの記事()でご確認ください。 おすすめクラファン・ソーシャルレンディングは?
くれぐれも、乞食型クラウドファンディングに騙されることなく、
使用する用途が明示されているもの
に参加していってくださいね!