ソーシャルレンディング基礎知識

ソーシャルレンディング早期償還のメリット・デメリット

ソーシャルレンディング早期償還メリットデメリット

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お金を借りたい企業とお金を増やしたい投資家を事業者がマッチングさせて行う金融取引です。

高めの利回りやリスクの低さなどで人気が高まり、急成長中の市場です。

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ソーシャルレンディングを始めるときに、必ず知っておくべき言葉が「早期償還」です。

「早期償還」では、お金は返ってくる一方、予定より配当が減るというデメリットもあります。投資をする前に「早期償還」のメリットデメリットを知っておきましょう。

この記事でわかること
  1. ソーシャルレンディングの早期償還とは何か?
  2. 早期償還のデメリットとは
  3. 早期償還にはメリットもあるが、それは何?
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早期償還とは?

貸付金が運用予定期間より早く返済されること

早期償還とは、あらかじめ定められた運用期間よりも早く貸付金が返済されることです。

早く返される分の配当金は減りますが、元本は保証されます。

 

借り手が総返済額を少なくするため発生する

早期償還が起きる理由は、予定より早く返済をすると合計返済額は低くなるためです。借り手が何かしらの理由で早く返済を行う場合に発生します。

例えば、以下のような場合があります。

プロジェクトの早期終了
プロジェクトが予定より早く完了し、予定期間より早く返済資金が手元に入った場合。

他の好条件の資金借入先への変更
長期的に考えた際に総返済額が低くなるような低金利の借入先が他に見つかり、その借入先へ乗りかえようとする場合。

早期償還のデメリット

配当金が想定より下がる

返済が早まった分、配当が発生しない期間が出ますので、想定していた配当より少なくなってしまいます。

例えば12ヶ月で想定していたものが、6ヶ月での早期返還になると配当は半分。投資計画の見直しなどが必要になりますね。

 

次の投資先を見つけるまで放置期間が発生する

早期償還は想定ができないため、配当がない期間が突然発生してしまいます。

すぐに次の投資先がみつかればよいのですが、よさそうな投資先をすぐ見極めるのは難しいですよね。投資先があっても運用開始まで時間がかかることも。

リターンのないもったいない期間ができてしまいますので、投資先の分散や対策が大切です。

 

早期償還のメリット

元本は手元に!延滞やデフォルトを避けられる

延滞やデフォルトなどで元本が返ってこないことは最悪のシナリオです。

ですが、早期償還では「元本+運用期間の配当」が得られるため、結果的にはプラスです。

そのため、次の投資を前向きに検討することができるでしょう。

 

追加配当が発生することがある

条件によっては、早期償還時に追加配当が発生する場合があります。

例えば、オーナーズブックでは不動産案件での売却で余剰利益が出た場合に追加配当が支払われることがあります。

投資案件の詳細ページに記載があるので、不動産売却余剰金による追加配当を狙いたい場合は要チェックです。

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