今注目の投資方法がソーシャルレンディング。
お金を借りたい企業とお金を増やしたい投資家を事業者がマッチングさせて行う金融取引です。
高めの利回りやリスクの低さなどで人気が高まり、急成長中の市場です。
ソーシャルレンディングを始めるときに、必ず知っておくべき言葉が「早期償還」です。
「早期償還」では、お金は返ってくる一方、予定より配当が減るというデメリットもあります。投資をする前に「早期償還」のメリットデメリットを知っておきましょう。
- ソーシャルレンディングの早期償還とは何か?
- 早期償還のデメリットとは
- 早期償還にはメリットもあるが、それは何?
Contents
早期償還とは?
貸付金が運用予定期間より早く返済されること
早期償還とは、あらかじめ定められた運用期間よりも早く貸付金が返済されることです。
早く返される分の配当金は減りますが、元本は保証されます。
6 月のソーシャルレンディング分配金は計 838 円。先月よりちょっと増益☺️ SBI とクラウドバンクからは早期償還がありました。計画どおりいかないもんだな~。償還そのものは喜ぶべきことだけど。
— こぺ子 (@Kopeko_L880K) 2018年7月1日
借り手が総返済額を少なくするため発生する
早期償還が起きる理由は、予定より早く返済をすると合計返済額は低くなるためです。借り手が何かしらの理由で早く返済を行う場合に発生します。
例えば、以下のような場合があります。
プロジェクトの早期終了
プロジェクトが予定より早く完了し、予定期間より早く返済資金が手元に入った場合。
他の好条件の資金借入先への変更
長期的に考えた際に総返済額が低くなるような低金利の借入先が他に見つかり、その借入先へ乗りかえようとする場合。
早期償還のデメリット
配当金が想定より下がる
返済が早まった分、配当が発生しない期間が出ますので、想定していた配当より少なくなってしまいます。
例えば12ヶ月で想定していたものが、6ヶ月での早期返還になると配当は半分。投資計画の見直しなどが必要になりますね。
OwnersBookが早期償還で戻ってきた!
無事戻ってきてくれるのはうれしいんだけど、13ヶ月の予定が5ヶ月で終わって、27,000円のはずだった分配金が1万円になると、ちょっと心がロンリーなのよね。
ま、戻ってこないのに比べれば100倍ハッピー。良しとしましょう!— 小心タロウ@ソーシャルレンディングに挑戦中 (@viviri_man) 2019年2月28日
次の投資先を見つけるまで放置期間が発生する
早期償還は想定ができないため、配当がない期間が突然発生してしまいます。
すぐに次の投資先がみつかればよいのですが、よさそうな投資先をすぐ見極めるのは難しいですよね。投資先があっても運用開始まで時間がかかることも。
リターンのないもったいない期間ができてしまいますので、投資先の分散や対策が大切です。
出資したソーシャルレンディングがたった1ヶ月で早期償還。
次にいくのはいいんだけど、開始までラグがあってもったいないのよね。
デフォルトするよりは全然いいけど。— ippei (@ippei212) 2018年10月25日
早期償還のメリット
元本は手元に!延滞やデフォルトを避けられる
延滞やデフォルトなどで元本が返ってこないことは最悪のシナリオです。
ですが、早期償還では「元本+運用期間の配当」が得られるため、結果的にはプラスです。
そのため、次の投資を前向きに検討することができるでしょう。
LCレンディング(不動産系ソシャレン)。
予期せぬ早期償還連発で、資金回収が早まりそうで、ラッキー。
— シラチャ🇯🇵VYMオヤジ (@sriracha1102) 2018年6月28日
追加配当が発生することがある
条件によっては、早期償還時に追加配当が発生する場合があります。
例えば、オーナーズブックでは不動産案件での売却で余剰利益が出た場合に追加配当が支払われることがあります。
投資案件の詳細ページに記載があるので、不動産売却余剰金による追加配当を狙いたい場合は要チェックです。
オーナーズブック 京都市下京区京町家再生第2号ファンドが償還。
予定利回り4.5%・予定運用期間1年4ヶ月に対して確定利回り5.0%・運用期間8ヶ月。
町家再生宿は外国人にも日本人にも人気がありそうなのでまた募集して欲しいですね。
https://t.co/eBAZJvaBal #OwnersBook
— ぐりーんりんく@投資2年目 (@greenlinkosaka) 2018年12月19日