働き方

人生100年構想とはいつから誰が言い出した?根拠はあるのか

人生100年構想とは?誰が言い出したか

ニュースで何度も聞くようになった「人生100年」という言葉。
超少子化と超高齢化の時代を迎える日本で話題となっているキーワードの1つです。

一体いつからこの言葉が聞かれるようになったのでしょうか。

いつから?

そもそもこの、「人生100年」という言葉は、リンダ・グラットン氏の著作『ライフ・シフト 100年時代の人生戦略』(2016年出版)がベストセラーとなり広まった言葉です。

本によれば、日本では2007年生まれの子の半数が107歳まで生きる可能性があるとされます。世界の中でも1番に少子高齢化社会を迎える日本。

破綻が懸念される年金制度など急速な制度見直しが求められるなか、2017年、日本政府は「人生100年時代構想会議」を発足。長く働ける社会の実現が議論されています。

この記事でわかること
  1. 人生100年構想とは何か
  2. どのような根拠でその言葉が広まっていったのか
  3. 今後、日本の老後を生き抜くためには

上記において、重要なポイントを見ていきましょう。

資産寿命の本当の意味を考えてシミュレーションしよう
資産寿命を延ばすためのシミュレーションと本当の意味(報告書まとめ)長寿化により定年退職後の生活が長くなるため、95歳まで生きるためには夫婦でおおよそ2,000万円の金融資産が必要になるという試算結果から、「資産寿命」を伸ばすことの重要性が示されています。それでは資産寿命とは一体何なのでしょうか?報告書の内容を分かりやすく解説します。よくシミュレーションし、政府が言っている本当の意味を理解するようにしましょう!...

人生100年構想とは?

老後も充実して生きるためのシステムづくり!

人生100年構想とは、超高齢化社会に突入する日本において、その社会で生きていく人が老後まで働くことができ、充実した人生を送るために必要な経済社会システムの実現を目指す構想です。

老後は年金生活で安泰と考えられていたのは過去のハナシとなり、今急速な変化に対応するため、時代に合った教育、雇用制度、社会保障といった国の制度のあり方に対して変革が求められています。

誰にも活躍のチャンスを!人づくり革命

人生100年構想では、今政府が進めている一億総活躍社会や働き方改革をさらに推進するためにも、「教育」や「人材への投資」が重要視されています。若者も老人も誰にでもチャンスがある国を目指し、2020年までにこれまでの制度にとらわれない仕組みづくりの実現を目指しています。

学習の充実を目指した政策

具体的な政策として、幼児教育の無償化、待機児童の解消、介護人材の処遇改善、リカレント教育(教育機会の充実)、高齢者雇用の促進が進められています。

幼少期から老後まで、生涯にわたる学習の充実を目指し、人生をより豊かにさせるための政策が話し合われています。

出典:厚生労働省HP 『人生 100 年時代構想会議 中間報告』

医療の発展で寿命が延び、今後はお金が益々必要に

世界最高水準の医療技術と医療制度が日本にはある

人生100年と言われるほど寿命が延びているのはなぜでしょうか?

寿命が延びている理由には、遺伝や生活習慣、食生活など様々ありますが、中でも寿命の伸びに貢献しているのが医療技術、そして医療保険制度の充実です。

医療技術の進歩によって、ガンや心臓病などで亡くなる高齢者が減り、平均寿命が延びました。

また、日本では「国民皆保険制度」があり、全ての人が加入を義務づけられています。そのため、少ない負担で病院にかかることができ、大病にかかりやすい高齢者も病院に行きやすくなっており、病気の予防・治療がしやすい環境と言えるでしょう。

日本は平均寿命世界一!

実際にどれくらい寿命は伸びているのでしょうか?
まず、1970年の高度成長期の終わりころの平均寿命は70歳前後でした。

2017年に厚生労働省が発表した「簡易生命表」によれば、女性の平均寿命は87.26歳男性は81.09歳男女の平均寿命は84.2歳世界でナンバーワンの長寿国です。

さらに約40年後。2060年には日本の女性の平均寿命は90歳を超えると見込まれています。

平均寿命の表

出典:平成29年簡易生命表 主な年齢の平均余命

長生きが新たなリスクを生むジレンマ……

しかし、最先端の高度な医療で長く生きられるようになったメリットの反面、老後は生活習慣病終末医療などで医療費が増えますし、生活費もかかりますので、長く生きた分だけ、お金がかかります。

また、老人医療の増大は少子化で保険料収入が減る中、医療保険財政の悪化にも繋がっているため、このままの国民健康保険制度がいつまで続くのかわかりません。

若い人が高齢者を支えるよう設計されていた各種制度を今後あてにすることは期待できず、そのため、個人で経済的なリスク回避をする必要性に迫られていると言えるでしょう。

人生100年構想時代のライフプラン・生き方

多種多様な働き方ができる時代へ!

ほんの少し前までは、男性は一つの会社に定年まで勤め上げ、女性は結婚して会社を辞めることが一般的なモデルでした。

しかし、今では、夫婦共働き、転職によるキャリアアップ、在宅・リモートワーク、副業など、1つの会社に依存しない形での多様な働き方が可能です。

今後も、働き方の多様化は加速するでしょう。

トヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用を守っていくのは難しい」と発言で終身雇用への不安が広がったように、一生働くと思っていた会社からの解雇や非正規雇用への契約変更の可能性も出てきます。

出典:日経ビジネスオンライン 「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか

バリバリ稼ぐ力が大事!

会社の転職や解雇が増えれば、これまで定年まで会社を務めることで得られるとされていた退職金も減るでしょう。

銀行預金で増やそうとするには、超超低金利で銀行口座に預けているだけではお金は増えません。

年金も今の世代の将来受給は減ると言われている中、会社や国だけに頼るのは非常にリスキーです。

ですので、今後は個人の資産を増やすためには、一方的に会社で働くだけの守り姿勢だけではなく、攻める姿勢や個人で人生100年時代を生き抜く力をつけるのが重要です。

資産運用投資で将来に備えよう!

生きるためにはお金が必要です。
でも、100年時代では若い時と同じような体力が続くでしょうか?
キャリアチェンジを余儀なくされることや、仕事ができなくなることは十分考えられます。

そのため、働いて得るお金とは別に、資産運用・投資で今から備えることをオススメします!

株式投資、投資信託、証券投資、NISA、確定拠出年金、ソーシャルレンディング…投資方法は様々。自分に合った投資方法をよく学び、老後に備えていきましょう。

何の準備もしていない方、もうエンジンを掛けるべきタイミングを過ぎています
即刻動いてください。

下記の記事は、初心者にもおすすめの投資についてまとめた記事になります。
参考にしてみてくださいね。

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