2020年5月30日、スペースエックス社が宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げに成功しましたね。
米スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」、初の有人飛行打ち上げ成功。日本時間今日31日(日)深夜に国際宇宙ステーション到着予定。 https://t.co/3cul6VtyXn
— アストロアーツ (@AstroArts) May 30, 2020
米有人宇宙船 打ち上げ成功
スペースXは新型宇宙船「クルードラゴン」で民間企業の有人宇宙船なんて凄い!1度は動画みたいな宇宙から見た地球をリアルで見てみたい。 pic.twitter.com/xBIHtPPmLx— 天使の動画bot (@angel_moviebot) May 30, 2020
この比較が、時代を物語っています。
(左)スペースシャトル
(右)SpaceXのクルードラゴン
宇宙船もスマホ時代に追いついた、という感じでしょうか。 https://t.co/I3Tfd9smRA— Naoko Yamazaki (@Astro_Naoko) May 30, 2020
イーロンマスクのスペースXの切り離されたブースターの地球帰還シーンは、初めてみた時マジでSFかと思った。
pic.twitter.com/NqPgCqPGJI— もるだー (@mulder_UI) May 30, 2020
とうとう政府などの官製ロケットから一般企業の宇宙産業への参入が本格化してきます。
この、スペースエックス社は、ZOZOの前澤社長が宇宙旅行で乗る予定の宇宙船「スターシップ」も開発している企業です。
「StarShip(スターシップ)」はどんなロケットなのか?作っているスペースX社とはどんな存在なのか?
少し調べてみました。
僕が月に行く際に乗って行く @SpaceX 社の「Starship」ロケットです。これに窓がついたり、直径がひと回り大きくなったりする予定。ワクワクしかない! @dearmoonproject @elonmusk pic.twitter.com/vVSXKkWcxk
— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) 2019年1月12日
【#月に行くならお年玉】企画の当選者を、20人ほどまとめた記事は下記となります。
引用リツイートで「夢を語った」人が当選したようですね。
本当に素晴らしい企画でした!
(筆者は残念ながら、落選しております・・涙)
Contents
ZOZO前澤さんが月に行くために乗るロケット「Starship」とは?(動画あり)
SF漫画に出てくるそのままのデザインのロケットで、近年では珍しいステンレス製。それはなぜ?
前澤さんが乗る予定だとリツイートした「Starship(スターシップ)」がどんなロケットなのか気になりますよね。
ついにプロトタイプモデルが発表されたStarshipですが、これまでBFRと呼ばれて開発が進められていたロケットの改名&改良版となっています。
CEOイーロンのTwitterでは、すでにイラストで公開されていたこの機体。
イラスト公開の段階で、機体に使われる素材がステンレスである事がわかり、素材や見た目に驚いた人も少なくありません。
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年9月17日
True 😀https://t.co/CS6semhKm6
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年9月19日
近年ではステンレス製のロケットは大変珍しいどころか、ほどんど見かける事がありません。
現在のロケットの主流はアルミ合金や炭素繊維強化プラスチック(カーボン)といった素材を使用するものです。
そのため、アルミやカーボンに比べて重たいステンレスを使用しているStarshipへ疑問の声も一部上がったようです。
これに対して「大気圏を抜け出すだけでなく宇宙旅行だからこそ必要となる、再度突入を考えるとステンレスが一番なのだ」とコメントをしています。
そしてついに世界初公開となった写真には、見事に同じ外観のロケットが映し出されています。
ピカピカと光る銀色の機体は、漫画やSF映画に出てくるロケットそのものですよね。
動画も見つけました。
SpaceX first Starship hopper under Texas Boca Chica Beach’s cloudy sky.@elonmusk #Starship #SpaceX pic.twitter.com/hVg5Ken7Vp
— Evelyn Janeidy Arevalo (@JaneidyEve) 2019年1月10日
プロトタイプは、準衛星軌道へのテスト打ち上げを2019年3月ごろに予定しています。
宇宙旅行に使われる機体は衛星軌道バージョンとなるため、ロケットの先の部分の改良が行われ、プロトタイプよりさらに大きく外壁が分厚いロケットになると予想されています。
現在の設計では直径9メートル、全長118メートル、100トンを超える重量のロケットが作成される予定です。
前澤さんのツイートでは実際の月旅行に使う機体には窓も付くと言ってましたね。
実際に月に旅行する機体はデザインも変化する予定ですし、まだまだ改良が進められているため期待が膨らみます。
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ロケット製造会社のSpaceXとは?
アメリカのベンチャー企業
SpaceXは、これまでに幾度となく探査機や衛星を打ち上げてきた企業で、Falcon9など数々のロケットを製造してきています。
Falcon 9 lands on the Just Read the Instructions droneship after delivering 10 @IridiumComm satellites to low Earth orbit and returns to the Port of Los Angeles ahead of its next flight. pic.twitter.com/2X9GKg77Sg
— SpaceX (@SpaceX) 2019年1月13日
2002年に設立されており、設立者はイーロン・マスクです。
この名前をSpaceX以外の場で耳にした人もいるのではないでしょうか。
実はイーロンは、決済サービスPayPalの創業者でもあります。
宇宙事業から金融業まで幅広く手がけている人物であり、2018年には「世界で最も影響力のある人物ランキング」に選ばれたこともあります。
まさに、今後の世界情勢を考えるときに目が離せない人物の一人です。
SpaceXが手がけるロケットは低コストが売りであり、ロケット事業の価格競争を発展させてきました。
また、民間事業では初となる軌道に乗った宇宙機の回収も成功させています。
再利用ロケットの開発や火星の探索・移民を計画しており、その一環として今回宇宙旅行が実施されることとなっているという訳です。
Having delivered over 5,600 pounds of science and supplies, Dragon has completed its five-week stay at the @Space_Station and will depart at ~3:30 p.m. PST on Sunday. The Dragon used to support SpaceX’s 16th resupply mission previously delivered cargo to the ISS in 2017. pic.twitter.com/bVVvuEA6Ei
— SpaceX (@SpaceX) 2019年1月12日
宇宙旅行はまさに夢のような事業だと私たちは考えますが、SpaceXからすると通過点に過ぎないのかもしれません。
2018年9月にZOZO前澤さんを乗客者として発表したニュースをリリースしたが、実際に月旅行にはいつ行くの?
現時点では未確定だが、2023年との話も
Hanging out with @yousuck2020 before the @SpaceX moon mission announcement pic.twitter.com/RTOwutzMtG
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年9月18日
月旅行へ行く宣言からテスト機体のお披露目まで、トントンと話が進んでいるので月旅行実施も近いのではと期待してしまいますよね。
では実際に月旅行が行われるのはいつ頃なのでしょうか。
SpaceXのCEO・イーロンが月へ最初に旅行する乗客第1号として前澤さんを発表したのが、2018年9月のことです。
そしてプロトタイプのテスト飛行が2019年の春に実施される予定となっています。
また、テスト飛行からさらに実践的な高高度&高速度でのテスト実施を2020年に予定しています。
これはもう1・2年の間に月へ旅行するのでは!? と考えてしまいそうですが、もっとかかるそうです。
前澤さんの搭乗が決まった際の計画発表では、2023年にアーティストと月へ行くと発表していましたね。
低高度から高高度、無人から有人と順にテストを行なうと考えられるため、月旅行が実施される最短時間として2023年と言われるのも妥当ではないでしょうか。
しかし、これは開発が順調に進めばという話です。
順調に進み計画が前倒しになることもあれば、これまでSpaceXの発表が遅くなったこともしばしば。
2020年代には宇宙旅行が実施されると考えるぐらいがちょうど良いのかもしれません。
宇宙事業に取り組むイーロンの目指すビジョンとは?
全ての事業で「人類を救うため」というビジョンがある
そもそも、イーロン・マスクがロケット事業に取り組んでいるのはなぜなのでしょう。
金融事業や宇宙事業で成功を収めることが彼の目指す場所ではないのは、これまでの経歴から明らかです。
イーロン・マスクは全ての事業において「人類を救うため」というビジョンを掲げて宇宙事業へ進出しています。
人がより快適に生活を送るための火星移住プロジェクトであり、ロケット事業なのです。
PayPalをはじめとした地球上の生活水準を向上させるだけでなく、地球に住むことが難しくなった場合にも人間が快適に生活できる世界を模索しています。
惑星を超えて人間の生活を救うべく、イーロン・マスクは事業に取り組んでいるのですね。
今後のさらなる活躍が楽しみです。
私も、イーロンマスクにはとても及びませんが(笑)、いちサラリーマンながら色々な事業・副業・起業したりしています。
下記ご参考まで。