いま話題のソーシャルレンディング。
お金を借りたい人とお金を貸して増やしたい人を事業者がつなぐ新しい金融サービスです。
少額から投資が可能なため、すでにやっている人も、これから始めようとしている人も多いことでしょう。
利回りが高く低リスク、初心者でもできる…そんな説明を聞いて、ソーシャルレンディングに自分の資産を全て注ぎ込もうとしていませんか?
全額投資は非常に危険です。
ソーシャルレンディングは分散投資するのが基本。
その理由をお伝えしていきます。
Contents
基本は分散投資
同じ業界に集中して投資をすると、一つの原因で影響を受けやすい
1つの投資先に全ての資産を注ぎ込んでいた場合、その投資先がダメになった場合に一度に全てを失ってしまいます。
一か八かの博打にならないよう、投資先は分散運用し、リスクはできる限り取り除きましょう。
投資先の分散(ソーシャルレンディング以外の投資先にも目を向けよう)
ソーシャルレンディングは元本割れリスクが低いといったメリットがある反面、もしまとまったお金が必要になった時でも途中解約ができない、といったリスクがあります。
そのため、
- 株式投資
- 投資信託
- 債券
- 不動産
- 預金保有
など、1つが最悪の事態になった場合に他で補填できるように、他の投資方法のメリット・デメリットを考慮し、バランスよく投資することが大切です。
投資信託とソーシャルレンディング、どっちが利益でるのかな。まあ流動性やリスクを考えたら両方やって分散しておいた方が良いんだろうけど。
— ニサ (@Nisanis_a) 2018年5月8日
ソーシャルレンディング投資の中で案件を複数分散
投資先の分散も重要ですが、ソーシャルレンディング投資内でも複数の投資先を持つこともリスクヘッジになります。
- ソーシャルレンディング事業者
- ファンドの業界や事業内容
- 運用期間
- 為替(融資先の国の通貨)
を吟味した上で、複数の投資先を持つとよいでしょう。
ソーシャルレンディングの勉強中。とりあえず分散投資が良いということで、現在クラウドバンク・LCレンディング・SBIソーシャルレンディングに投資中。Funds・CREALは登録済で様子見。
— ぽんぽこ (@okonominA) 2019年2月23日
全財産はリスクが高すぎる
満期になるまで引き出しは不可!
貸し倒れの危険性もある!
なぜ全財産をソーシャルレンディングに入れると危ないのか?
投資を行う上で知っておくべきリスクを知り、財産は分散して投資しましょう。
流動性リスク
ソーシャルレンディングは、一度預けてしまうと、基本的には満期になるまで引き出すことはできません。
※不動産クラウドファンディングなどの案件で、早期償還になり、早期に投資金が戻ってくることはあります。
途中でお金が必要になった時や解約したくなった時に困るため、いつでも引き上げ可能な投資先も持っておきましょう。
すぐに引き出せない流動性のリスクがあるけど、今まで銀行で眠ってたお金が場所を変えただけで働いて増えてる。
ソーシャルレンディングすごい。
お金ってすごい。
— ニートの資産運用 (@masatounyou) 2018年7月9日
デフォルトリスク
投資先ファンドの倒産などで貸し倒れ(デフォルト)を起こした場合、資金回収が出来ず多額の損失が発生してしまいます。
また、もし同じ業種のファンドに投資をしている場合には、その同業界に影響が出てくる場合があり注意が必要です。
多少株価が下がってもソーシャルレンディングにはほとんど影響ないけど、株価がどんどん下がっていけば最終的はデフォルトするファンドが多くなってくるということは忘れてはいけない。
全ては繋がっている!!
レンダーも油断しちゃだめ!!— メカニック@複業家 (@ipomechanic) 2018年10月28日
事業者リスク
ソーシャルレンディングにおける投資資金は、直接融資先にではなく、仲介事業者に預けますので、もし事業者に問題が起きた場合に損失が出ることがあります。
まだ新しい投資方法で中小企業も多く、慎重な選定が必要と言えるでしょう。
例えば、みんなのクレジットではファンド事業内容とは違う形で資金が使用され、会社の運営自体に問題があり、金融庁からの行政処分を受けました。
結局、投資資金の多くが償還されず被害者が出ています。
出典:東京商工リサーチ みんなのクレジット、投資家無視の「禁じ手」を実行か
まとめ
現在は、ソーシャルレンディングでもリスクを極力おさえた透明性の高い案件を取り扱う、様々なおすすめの投資先候補が出てきています。
リスクもしっかり見定めながら、検討しきましょう。
いま、より安全な投資先として急激に市場を拡大しているのが、不動産投資型クラウドファンディングの分野と言えます。
空き家再生や中古不動産の「FANTAS funding(ファンタスファンディング)」や、透明性の高い大型不動産事業への投資案件も取り扱っている「CREAL(クリアル)」など、初心者でも始めやすい、1万円程度の金額から投資ができるサービスもどんどん増えてきています!
1円から投資できる、貸し付けファンドのFunds(ファンズ)もかなり投資先としては興味深いです。
https://side-hustle-parallel-work.com/funds-crowdport/