今人気を集めている「サブスクリプションモデル」。一定額を毎月支払うことでサービスを受けることができる仕組みです。
映画配信サービスの「Netflix」、音楽配信サービスの「Spotify」や「Apple Music」など定額を支払うことでたくさんのコンテンツを見放題・聴き放題できるが話題になり注目を浴びました。
さらに、車や自転車やファッションのレンタルや、レストランでの使用など、情報配信だけでなく様々なサービスに広がっています。
出典:朝日新聞デジタル 月3千円ビール飲み放題 うまい定額制、飲食店に広がる
新聞や雑誌の定期購読や賃貸住宅契約などもサブスクリプションモデルの1つ。なぜ今改めて話題を集めているのでしょうか?
出典:Apple Music
出典:Spotify
出典:Netflix
Contents
サブスクリプションとは
定額制のサービスモデル
購入者にも提供者にもメリット大!
サブスクリプションは継続的に定額を支払うことでサービスを受けられる定期購入型のビジネスモデルです。
音楽や映像などデジタルコンテンツ配信で一躍有名なビジネスモデルとなりましたが、デジタルな分野にとどまらず、自動車・小売り・飲食業でも定額サービスを始めるところが増えており、今後も様々な業界での拡大が予想されています。
購入者はお金を支払うことで支払った期間分サービスを受けることができ、提供者は安定収入を継続的に得られるメリットがあります。
出典:NINAL
なぜトレンドなの?
断捨離ブームもあり、「所有」よりも「シェア」という価値観の変化
これまでは家や車などモノの所有に価値があると考えられていましたが、今は断捨離ブームに象徴されるようにモノを増やさないことが美徳です。
モノを持つよりも、情報や経験が重視されているため、必要なものを必要な時に使うという価値観が影響していると言えます。
サブスクリプションっていう言葉とか利用に対して、何かマイナスに思うことってあったりするんかな。僕はイラレCCとWordの月額サブスクリプションやってるんだけど、使いたいときだけ課金して、使わないときは停止できるってのは相当いいなって思うんですけど、どうなんだろ。
— bouya Imamura (@s56bouya) 2018年8月31日
初期費用が安くいつでも解約可能
通常同じものを買えば高額になってしまうものが、定期購入だと安い値段でサービスを受けられるので心理的な購入ハードルが低く、いつでも解約が可能なスタイルが購入者増加に繋がっています。
🐲若手作家×サブスクリプション🐲
①月々14.99ドルで会員に
②手作業で選ばれた「今月の5冊」から1冊を選択
③ 選んだ本が自宅に届くアルゴリズムには頼らない👉「新進気鋭の無名デビュー作家を発掘するのに、コンピューターは役立たない。珠玉を掘り当てるのは、人力ですから」 @bookofthemonth pic.twitter.com/lA4AD2shj1
— HEAPS Magazine編集部 (@HEAPSMAG) 2018年9月23日
未来はどんなものがサブスクに?
光熱費込の4万円で全国住み放題、空き家問題の解決にも!?
多種多様な分野で導入されるサブスクリプションモデルにはどのようなものがでてくるでしょうか。
持ち家でも賃貸でもない、第3の住宅
絶えず行われる持ち家・賃貸論争。それに代わる新たな選択肢として住宅のサブスクリプションサービスがあります。世界中に住めるものや日本全国のホテル拠点に泊まれるものなどがすでにあり、今後増えていくでしょう。
出典:ADDress
例えば「ADDress」では光熱費込み月4万円で全国拠点に住み放題サービスが2019年4月からスタートします。空き家を活用したビジネスモデルで、空き家問題の解決策としても期待されています。
出典:ADDress
また、インド発の「OYO」も注目の賃貸サービスです!
面倒な手続きなくスマホ1つで契約できるため、様々な場面で活用できます。
出典:OYO LIFE
出典:OYO LIFE
買い物ストレスを解消するサービス
毎日が忙しく選ぶこと自体がストレスになりうる現代では、よいものを選んでもらうことが価値になります。
すでに洋服やおもちゃなど専門コンサルタントが購入者の嗜好に合わせて商品を提供するサブスクサービスも人気を得ているように、個人の消費スタイルに合わせたサブスクリプションが増えていくでしょう。
出典:leeap