ふるさと納税では、寄付をする自治体だけではなく、寄付金の使用目的も指定することができるのを知っていますか?
生まれ育った自治体や気にいった返礼品を取り扱っている自治体にふるさと納税で寄付をしたいけど、自分の寄付したそのお金がどのように使われるのかを知っておきたい、という方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、「用途指定」のふるさと納税がおすすめです。
- 用途指定のふるさと納税とは?
- 用途指定できる自治体の一例
- 目的外の使用が問題に?
最後まで読めば、ふるさと納税での寄付を、自分が活かしたい方法で使ってくれる自治体を見つけられますよ!
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Contents
ふるさと納税の用途指定とは?
用途指定とはそもそも何なのか確認していきましょう!
自分の思いを託すことができる。自治体も寄付金の使い道を公開!
ふるさと納税では、寄付先の自治体だけではなく、自治体によっては寄付金額の用途も指定できます。
ふるさと納税のメリットとして、豪華な返礼品も大きな魅力ですが、生まれ育った故郷や、ゆかりはないけど応援したい自治体を直接応援できる点が魅力です。
近年では、多くの自治体でふるさと納税の寄付金の使用用途を明確に提示・公開しています。
自治体で選ぶだけではなく、自分の興味のある分野・関心事でふるさと納税を選んでみるのも良いのではないでしょうか。
この使い道を選択できるのが、ふるさと納税の「用途指定」です。
ふるさと納税サイトでは使い道で自治体を探すことも可能
ふるさと納税サイトでは、寄付金の使い道で自治体を探すことができます。
例えば、
- 子育て支援を充実してほしい
- 学校や図書館を作って
- 災害に強い街を作りたい
- 救急医療を充実して欲しい
- 貴重な文化財を保護して欲しい
- 環境保護に役立ちたい
などなど色々な用途がありますね。
ふるさと納税で災害支援も
2019年10月には、沖縄県民の心とも言える「首里城」が焼失してしまったという、ショッキングなニュースもありました。
沖縄県民はもちろん、県外の方にも心を痛めている方は多いと思いますが、そうした文化遺産の保護にもふるさと納税の使用用途を指定することができます。
首里城正殿で火事です。 #首里城 pic.twitter.com/Ym8ibkY1vZ
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) October 30, 2019
自然災害の復興へのふるさと納税なども、用途指定のふるさと納税の有効な使い道であると言って良いでしょう。
自分の大切なお金を寄付するのですから、使い道の透明度を上げて欲しい!と思うのは当然ですよね。
この他にも台風15号など猛威を振るった地域への支援もふるさと納税で実施することができます。返礼品はありませんが、まだまだ支援が必要な状況です。
用途指定の一例
ほかにもどのような用途指定があるのか、見ていきましょう。
よりよい環境を整えるためのふるさと納税
用途指定のふるさと納税では、大きく分けて3つの用途で寄付が募集されています。
- 地域産業新興
- 環境保全・文化財保護
- 子育て支援
ここでは、用途指定でふるさと納税を受け付けている自治体の一例をご紹介します。
①地域産業新興 愛知県田原市(たはらし)
愛知県の南部、渥美半島に位置する田原市では「うるおいと活力のあるガーデンシティ」を目指し、地域の活性のためにふるさと納税を募っています。
また、サーフタウンとしての地域の魅力向上にも力を入れていますので、田原市の取り組みに共感する方はふるさと納税してみてはいかがでしょうか。
- 「サーフタウン構想」を応援
- 「魅力ある学校づくり」を応援
- 「おいしい野菜や肉、美しい花」を応援
- 「伊良湖岬と三つの海」を応援
- 「津波災害に強いまちづくり」を応援
- 「未来を創る人材育成」を応援
- 「健康都市たはらの推進」を応援
- 「地域の助け合い」を応援
- 「渡辺崋山と地域の誇り」を応援
- 「都市機能の維持」を応援
- 「国際化・多文化共生のまちづくり」を応援
- 「100年先のまちづくり」を応援
②環境保全・文化財保護 北海道白老町(しらおいちょう)
北海道の先住民族「アイヌ」の歴史を残す白老町では、「国立アイヌ民族博物館」の周辺整備のための寄付を募集しています。
国立アイヌ民族博物館は、北海道では初の国立美術館となり、アイヌ文化を後世に伝えていくための拠点となる美術館周辺の整備に寄付金が使用されます。
- 「元気な白老の子どもたち(ゲンキッズ)の育成」のために
- 「貴重な開拓の歴史やアイヌ文化の伝承、その他文化活動」のために
- 「ふるさとの味を伝え育てる食材王国づくり(一次産業の育成)、地域産業の振興」のために
- 「元気な町民活動・協働のまちづくり」のために
- 「誰もがキラキラと安心して暮らせるまち(キラ老い)づくり」のために
- 「いつまでも残したい、ふるさとの景観・みどりの保全、住みよい環境づくり」のために
- 「2020年に開設の国立アイヌ民族博物館及び国立民族共生公園周辺整備」のために
北海道でスイーツが有名な、上士幌町(かみしほろちょう)は、寄付金を【子育て支援】に積極的活用しており、認定こども園の保育料がなんと10年間無料になりました。
また同じ北海道当別町は、チョコレートのロイズが人気ですが、その寄付金を使って【個性豊かなまちづくりを推進】するための各種事業を進めています。
二つの自治体の取り組みについては、「おすすめスイーツ」というテーマの記事の中にまとめていますよ。
③子育て支援 東京都八王子市
都内でありながら、高尾山をはじめとする自然に囲まれた八王子市は、子育て世代にも住みやすいエリアのひとつです。
八王子市では、ふるさと納税の寄付を自然・伝統文化の維持や、子どもや学生が活躍できる街づくりに活用されます。
- 子育てナンバーワンのまちづくりを応援
- 歴史・文化を継承するまちづくりを応援
- 自然を大切にし、自然とともに生きるまちづくりを応援
- 学生が活躍するまちづくりを応援
- 住みたい・住み続けたいと思えるまちづくりを応援
東京都八王子市の返礼品一例
歴史文化を学ぶという意味では、ふるさと納税で「縄文時代を体験」できる返礼品もありますので、興味のある方は下記読んでみてくださいね!
泉佐野市は2018年度で集めた寄付金を使用目的外で使用…
お騒がせの泉佐野市はどうでしょうか?
お金の集め方・使い方、ともに節操なし?!
大阪府泉佐野市では、2018年度にふるさと納税で集めた寄付金300億円を目的外で使用したとされ、問題視されています。
画像出典:泉佐野市
ところが、泉佐野市では、ふるさと納税で得た寄付金を「公共施設整備基金」に積立し、運用益をふるさと納税の返礼品の費用などに充当していたとされています。
基金を目的外に使うことを禁じた地方自治法に抵触する疑いがあったことから、議会で「ふるさと納税」の関連経費を積み立てる基金の設置を提案する方針です。
泉佐野市について詳しく知りたい方は、関連記事があります。
ふるさと納税やりすぎの泉佐野市、除外継続か!?【国地方係争処理委員会ついに見参、再検討結果は?】すごい展開・・
こんな事もあっただけに、「用途指定」など使用目的に共感した方から集めた資金の用途には、今後は厳重な管理をして欲しいところですね!
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\おすすめ返礼品記事/
- 『肉』14選(牛肉多め!ほかにも豚肉・鶏肉・ジンギスカンなど)
- 『お米』9選(クチコミやレビュー多めの評判のお米です)
- 『海の幸』10選(普段なかなか食べられない地域の特産品!)
- 『野菜』5選(生産者こだわりの新鮮な野菜セットも!)
- 『スイーツ』9選(甘く、そして贅沢すぎる時間を堪能)
- 『くだもの』9選(濃厚な香りとジューシーな色合いはまるで宝石)
- 『飲料』10選(地域の特産物をゴクゴクと飲みほそう!)
- 『お酒』10選(めったに飲めない名酒を返礼品で・・とは「通」)
- 『調味料』10選(美味しい食材に寄り添い、更に引き立てる)
- 『キッチングッズ』5選(あなたの良き「相棒」になってくれる!)
- 『化粧品』4選(普段なかなか使えない高級化粧品を選んでみて)
- 『ベビーグッズ』16選(「あなたのたからもの」のために・・)
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ふるさとチョイスのおトクな活用方法は・・?
漫画で記事にしていますよ!