ふるさと納税で納税したお金を、どう使うかまでは指定できないところが多く「使い道を選べたらな…」と思う人も少なくないのではないでしょうか。
そんな人を中心に注目を集めているのが、子供を支援するという使い道まで、はっきりとした支援プロジェクトの「こども宅食」です。
納税したお金の使い道まで考慮して納税できる寄付についてご紹介します。
\プロジェクトオーナーは自治体/
ふるさとチョイスのおトクな活用方法は・・?
漫画で記事にしていますよ!
Contents
ふるさと納税で運営される「こども宅食」とは?
ふるさと納税でできることは多くありますが、中でも2018年のふるさと納税プロジェクトで注目を集めているのが「こども宅食」です。そこで「こども宅食」とはどのような事業で、どんな支援が可能なのか詳しくみていきましょう。
\プロジェクトオーナーは自治体/
文京区から始まった新しいセーフティネットプロジェクト
「日本のこどもの7人に1人が当てはまることは何?」と質問された時に何を想像するでしょうか。この割合は日本の子供のうち貧困に苦しんでいる子供の割合を指します。
さらにひとり親家庭の場合には、貧困に苦しんでいる子供の割合が2人に1人まで跳ね上がります。
そんな孤立しがちな貧困に苦しむ家庭にアプローチすべく始まった事業が「こども宅食」です。
NPO法人フローレンスが中心に進めるこのプロジェクトは、2017年に東京文京区で始まり、現在は佐賀県でもプロジェクト立ち上げるための準備が進められています。
プロジェクトの中心は生活の厳しい子育て世帯へ食品を定期的に届ける取り組みです。
しかしながら食品の配達に留まらず、食品配達をきっかけに行政へ相談に行ける環境・関係づくりを目指してプロジェクトは進められています。
多くのふるさと納税の目玉となっている返礼品が準備されていないプロジェクトながら、2017年分の寄付金は達成率400%超えとなり、世間の注目の高さを感じる結果となりました。
こども宅配の大きな2つの特徴
こども宅配には以下の2つの特徴があります。
- 事業運営が官民一体となっている
- 対象家庭に届く仕組みづくり
この2つの特徴を持った事業であるからこそ、本当に支援を必要としている人のサポートが可能となっています。
行政・NPO法人・食品会社が連携して運営
こども宅配プロジェクトは文京区、NPO法人フローレンス以外にもNPO法人キッズドアをはじめとした6つの団体で運営されています。
また、キリン株式会社やおてらおやつクラブなど5つの団体が食品提供を行うパートナー団体となっているのです。
行政だけでは支援へのハードルが高いという欠点を他団体が補い、反対に他団体では集めにくい生活に困っている世帯の情報を行政が補っています。
こうして、それぞれの団体の強みを活かせる仕組みが形成されているのです。
見えない貧困に直面する子供達を直接支援 LINEを活用
画像引用:PR TIMESより
また、事業への応募方法も他にはない取り組みで実施されています。
行政が把握している対象世帯へこども宅配の案内が郵送され、同封されている書類に記載されているLINEアプリのQRコードからプロジェクトへの申し込みができるのです。
役所へ出向かず、申し込み書類を提出する必要もありません。
こうした部分が他の人に知られたくないと感じ常に時間を作ることが難しい対象世帯に配慮されています。
LINE一つでできる簡単さもあり、当初の予想申し込み数を3倍近く上回る申し込みが集まりました。
プロジェクトへの寄付方法はふるさとチョイス!
こども宅配プロジェクトへの寄付は、ふるさとチョイス公式サイトの特設ページから経由して寄付申し込みをすることが可能です。
現在すでに実施されている文京区のプロジェクトや実施を目標に活動をしている佐賀のプロジェクトなど寄付先を選べるのも、このプロジェクトの特徴です。
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ふるさとチョイスのGCF(ガバメントクラウドファンディング)とは?
現在、「こども宅配」のような子供への支援にふるさと納税を利用するといった、事業内容へ直接アプローチする取り組みが注目を集めています。
地方自治体が問題となっている事柄を解決する財源を調達するため、ふるさと納税という方法で資金調達を行うのが、GCF=ガバメントクラウドファンディングです。
GCFの魅力は寄付金の使用先が明確なこと
ふるさと納税は自治体に納めるタイプが多く、医療や子育て、環境や教育など使用分野を限定できないことが納税者の悩みでもありました。
納税地域の保育園事業を手助けできたらと思って納税をしていても、実際は医療分野に使われていたという可能性もあるのです。
一方で、自治体の抱える問題へアプローチする具体的なプロジェクトを納税者自らが選択し、納税を行えるのがガバメントクラウドファンディングです。
こども宅配のようなNPO法人の活動支援をはじめ、自治体の子育て支援のプロジェクトから街のイベント開催の支援プロジェクトなど、プロジェクトのジャンルは多岐に渡ります。
納税した寄付金が目的の事業へのみ使用されることが明確なため、ふるさと納税を経験した人だけでなく、初めて行う人にもわかりやすいと注目を集めています。
子育てを応援したい、医療を充実させたいと熱い想いを抱えている人にとって、ガバメントクラウドファンディングでふるさと納税を行うのがおすすめだといえるでしょう。
ふるさとチョイスが、ガバメントクラウドファンディングに関しては充実していますね。
\プロジェクトオーナーは自治体/
ふるさとチョイス以外のふるさと納税サイトでの、クラウドファンディングはどのような状況?
さとふるのクラウドファンディングは?
当ブログおすすめのふるさと納税サイト「さとふる」では「さとふるクラウドファンディング」と題して、やはり自治体が起案者となった、その各地域が抱える課題や新しい取り組みに対して直接支援することができます。
小田急の旧型ロマンスカーを遺そう、というプロジェクトなどで寄付を募集していますね。
応援したいプロジェクトが見つかったら、ぜひふるさと納税でクラウドファンディングもご検討ください。
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